元ネタ
washingtonpost.com/ ぐーてんもる元気ですかぁー! =^_^= (ごめんなさい。パクリましたw →
ドイツ大使館ぬこ )
中国で発現した新コロのおかげで世界中が大混乱していますが、
管理人は今のところ何とか元気でやってます。
ま、貧乏ヒマなしで時間が取れないのも相変わらずで
なかなかこのブログも更新できないまままた数年が経ってしまいました。
だがしかし、どうしても伝えたい海外記事を見つけてしまったので
ちょこちょこ翻訳しながら数日かけて記事を書いてみましたよ。
ネタは記事タイトルのまんまです。
ここ2週間ぐらいで本格的にアウトブレイクしたアメリカ。
ちょうどその感染爆発し始めた頃のニューヨークで
ERドクターをやっていた(恐らく現在も)女性が、
その時の体験談をワシントンポストに寄稿していました。
その記事を読んでみると、これって
数日後の東京の未来線の一つ じゃないか、
油断していると日本もこうなってしまうんじゃないかと少し震えました。
そんな感じで軽い衝撃を受けたので、取り上げさせてもらいましたよ。
皆さんも今回のパンデミックで様々な影響を受け大変だとは思いますが、
何とか時間をとって読んで頂けると幸いです。
ホント少しでも多くの人に、今、読んでもらいたい。
では、興味ないよという方もお願いですから続きをどうぞ。^_^
※ 以下の翻訳文の中で()内の文字は管理人の注釈になります。
※ ただでさえ欠けている英語力がさらにさび付いているので
いつも以上に意訳・誤訳御免でお願いします・・・
I’m an ER doctor. The coronavirus is already overwhelming us. 私は救急救命室の医師です。コロナウイルスは既に私たちを圧倒している My colleagues and I are trained to handle crisis situations. This is a different kind of test.
私と同僚たちは危機的状況に対処するよう訓練されている。これは別種の試練だ。
By Michelle Romeo
ミシェル・ロミオは、ニューヨークの救急医療研修医です
March 19, 2020 at 8:10 p.m. GMT+9
息が詰まりそうな防護服(マスク、フェイスシールド、ガウン、手袋)を着て私が土曜の8時間勤務に就いている時、高齢の患者が救急外来の23号室の中へ運び込まれてきた。彼は混乱しており苦しそうに空気を求めてあえいでいる。
彼の家族が電話で話してくれたところによれば、「危険を伴う思い切った手段」の治療を彼は受けたくないとのことだった。つまり積極的蘇生は嫌、呼吸管も嫌だと。
もともと平常時であれば、患者の気道に呼吸菅を挿入し人工呼吸器に接続する必要に迫られる前に、私はいくつかの手段を試しているだろう。
だけど今は、それらの低侵襲的換気では、感染性のウイルス粒子を空中に撒き散らしてしまう可能性があり、他の患者が彼の推定疾患である COVID-19 に感染するリスクに晒される。そこで、私は患者の酸素濃度が実用レベル以下に下がるのを見ながら、彼の弱々しい顔に簡素な呼吸用マスクを装着した。その時、近くに立っているERの監督医師と顔を見合わせると、彼は陰鬱な声でボソッと呟いた。
「これはほんの始まりに過ぎないよ」 彼の言葉は正しいし、それは私自身の懸念でもあった。
この患者は苦しみながらここへやって来る多くの患者の最初の一人に過ぎない。
同僚たちと私は、危機に対処しながら長時間勤務で消耗した頭で生と死を見極め決断を下すことに慣れている。それが私たちの仕事なのだから。
しかし、コロナウイルスのパンデミックはそれとは別種のテスト(試練)だ。
全てのシフトが異なり、あらゆる方面からガイダンスが届き、症例によっては目の前で死んでいく患者をただ見ているだけのこともある。私たちは現場に踏みとどまることを切望しているが、私たち自身の生命を何とか維持しようと踏ん張ってもいる。
私たちは限界ギリギリまで手を尽くしているのに、それでもこの COVID-19 にはこれでもう大丈夫だと思うことができないでいるのだ。
私たちは23号室の患者が COVID-19 に感染しているのかまだわかっていないが、高熱・咳・呼吸困難といった COVID-19 に関するデータで読んだ症状を全て持った患者が急増しているのを私たちは目の当たりにしている。
その患者たちに対し私たちがやっていることは、全員がこの新たな恐ろしい病気に感染しているものと仮定して予防措置を取るというものだ。
とはいえ、現時点で私たちは満足にテスト(検査)することができないでいる。私たちは満足のいく早さで検査結果を得ることができないでいる。
このコロナウイルスのパンデミックは決して「予測不能な問題」ではなかったのに!
私には23号室の患者が検査で陽性になるのかわからない。
私にわかることは、彼が死にそうになっていること。
そして、彼は一人で死んでいくということ。
彼は面会謝絶とされ家族たちと切り離されているからだ。
もちろん家族たち自身の安全のために。
しばらく躊躇してから彼の妹さんに電話をしてみると、電話の向こうで泣いているのが聞こえてくる。そんな状況でも私に言えることは、ただこの一言だけ。
「お気の毒です」 妹さんはどうすれば兄に会えるのかとても知りたがっている。
でも私には、そんな彼女になんと答えていいのかわからない。
今、この病院では1時間ごとに規則が変わっていくのだから。
彼がここに入院することが決まると瞬く間に彼のための病室が用意された。
この病院はよくわかっているのだ。
私たちには直ぐまた23号室が必要になることを 。
30分後に彼の妹さんが電話をしてきた時には、彼は救急外来から出て、新設されるも既に溢れそうな「covid-19 rule-out(コロナ感染の疑いあり)」フロアへ移っていた。
ここは世界最大級の都市にある大病院だが、ERのスペースは常に限られている。
今のこの有様では尚更なのは言うまでもない。
もともと23号室は小児病棟の一部だったが、その病棟は移転したので、発熱と咳のある患者のための一時的な呼吸器病棟へ何とか転換することができた。
患者の入れ替えの際には「ターミナル・クリーニング(最終清掃)」を実施する。
部屋の表面を洗浄し、カーテンを取り替え、チューブを交換するのだが、なんと約30分で完了される。これはほぼ奇跡的と言えるスピードだろう。
その最終清掃の間、私は部屋の外で椅子に座っている若い女性と話を始める。
彼女には、熱と咳の他に健康上の問題は何ら無かった。
ただ、それらが COVID-19 の症状でもあることを彼女は知っているので、一心不乱になって検査を求めてくる。聞けば今日彼女が訪れた病院はここで3軒目だという・・・
それなのに、ただの一人もいなかったのだ。
熱と咳があろうとも家でじっとしていることが、彼女にとってもこの街全体にとっても最良の選択であることを彼女に説明しようとした者は。
この若い女性はコロナウイルスのせいですっかりパニックに陥っているが、そうなってしまうのは本当によくわかる。
── 私だって怖いのだ。 それでも不安を押し殺して平静を装い、貴方の現在の症状ではコロナウイルスの検査をするリソースがないことを彼女に説明するが、たとえ社会的地位が何であろうとも治療方針は変わらないという私のスタンスに彼女は必死で抗おうとしてくる。
彼女が本当に COVID-19 に陽性かどうかを知って楽になるというのは、私には提供することができない「贅沢」なのだ。
私は、家に帰って外出しないようにと彼女に強く勧める。
COVID-19 に感染したつもりになって、適切な行動をとるようにと。
すると彼女は、何とか出張だけはできないかと尋ねてくる。出張に行けないとクビになるかもしれないと心配しているのだ。私の家族や友人の中にはコロナウイルスを撒き散らす懸念を無視する者が実際にいるにも関わらず、臆面もなく私は社会的距離を置くことの重要性を説き彼女を落胆させている。
彼女の上司に状況を理解してもらうためのメモを渡して彼女を帰宅させる。
恐らく ―願わくば― 身体的には大丈夫だろう。
しかし、彼女が解雇された場合、失われた賃金、保険の補償、家賃や食料品の支払いなどの対処を助ける医師はどこにもいない。
この女性の対応をしている間に、23号室は再び清潔さを取り戻していた。
呼吸困難に陥った患者を乗せこちらへ向かっている救急車からの電話が鳴る。
ETA(到着時間)は5分。そう聞いてホッとする。
先程の女性との会話を頭からリセットするには十分な時間だ。
そうして私が到着を待っている間、一人の病院事業管理者がまた変更されたガイドライン(ここ3日で4度目)に沿って、入院と検査の新プロセスを詳しく説明している。
私は次の患者に集中するため、それらと取り組むのは後回しにすることにした。
大きな咳をしながら空気を渇望している中年男性を乗せた担架を救急隊員が23号室に運び入れる。
彼が COVID-19 に感染しているかどうかわからないが、私は罹患していると踏んでいる。何日にも渡って彼の家族がEMS(救急医療班)に連絡を入れていたのだ。
彼は他の人に病気を移すのを恐れて家を出たがらないでいると。
そして今日、彼は崩れるように倒れた。
そこで初めて家族は彼があまりにも長く我慢しすぎたことに気付いた。
これまでの研鑽から、私には患者が自力で呼吸することが困難な状態にあるかどうかがわかる。この男性にもその兆候が見えた。彼の身体は生を諦める寸前までいっている。
だが幸いにも、私は彼に使用することができる人工呼吸器を持っていた。
最初の患者が思い切った手段を拒んだことが思いがけずプラスに働いたのだ!
病院に担ぎ込まれるという失敗に終わりはしたが、無理を重ねた彼の努力を支援するため、私たちのチームは呼吸菅を挿入することを決定した。
でも私は尻込みしている。緊張が体中を駆け巡る。
難しい治療のためというよりも、この患者の口の近くに私が顔と手を近づける時のように、この部屋にいる全ての者に差し迫るウイルスにさらされるリスクのために、私は躊躇しナーバスになっているのだ。
必要のない者は23号室から閉め出された。私たちのほとんどは残り治療を続ける。
術式はスムーズに進行したが、チューブを固定し身体を診察していると側面に大きなアザがあることに気付いた。エックス線写真で骨盤が折れていることが明らかになる。恐らく倒れた時の衝撃によるものだろう。
私は直ぐに外科医へ連絡したが、治療に手を貸してほしいという私の要求は拒否された。緊急性の無い患者で「コロナ感染の疑いあり」とされた者を、もはや外科医たちは臨床では診ないというのだ。
それでは患者の身が危険すぎる!
怒りの波が私の全身を覆いつくしていく。
荒くなった呼吸はマスクをさらに息苦しいものにさせた・・・
私もすでに患者と同じ危険にさらされているのでは?
外科医たちの命は私よりも価値があるというのか?
私たちが全員医学部に通ったのは、正にこのことをするため、
── 病の患者を救うためではなかったか!? 私は立ち止まり、マスク越しに一呼吸する。
彼らの言っていることは正しい。
このパンデミック下では、ウイルスにさらされる医師の数を可能な限り少なくすることが求められているのだ。
限界に達したフラストレーションが溶けて体中に染み渡っていくのを感じる・・・
突然、23号室でアラームが鳴り響き患者が酸素を必要としているのを知らせる。
私は肩の重さを一時的に忘れ去った。
彼の家族と話す時が来てしまったのだ。
ふと、自分が何を話していいのかわかっていないことに気付く。
それまでに考えるには、待合室までの距離は短すぎる。
ともかく、貴重なマスク数枚と自己隔離に関するパンフレットをいくつか手に取り、彼の家族のいる待合室まで歩き中へ入る。
半日前に仕事を始めたときと同じくらい防護服がギチギチであることを身をもって確認させられている私は、彼らの質問に答えようと思考する度に頭がクラクラする。
私にはそれを検証する術がないけれど、家族たちには COVID-19 に感染しているつもりでいてほしいとお願いする。
もちろん家族たちは、私には未だ提供できない検査を要求してくるがどうにもならない。私は家に留まるよう伝え、次にこの病院に戻ってくるのはどういう状況の時かについて厳しい指示を出す。
そしてついに、私は彼らに告げなくてはならない。
危機的状況にある貴方たちが愛する人に今は会うことが絶対にできないと・・・
持ち場に戻りながら思いを巡らせる。
今日の最初の患者は死んでしまっただろうか?
あの若い女性は仕事と健康のどちらに賭けるのだろう?
最後の患者の息子が彼に会いに来たらどうするのか?
ワークステーションに到達すると、私は即座に彼の入院手続きを済ませる。
私たちには直ぐまた23号室が必要になるのだから。 まるで2時間ドラマのダイジェスト版みたいだ。
ミシェルさんの体験記を読んでそう思った方が少なからずいたかもしれません。
管理人も翻訳した全文を読み直した時に、ちょっぴりそう感じました。
あまりにも色んなドラマが詰まっているし、
その一つ一つが切実で心に迫るものがあったから。
ホントどこの医療ドラマだこれってツッコミたくなったよ。
でもこれ、現実なんですよね。 アメリカ、特にニューヨークは今、加速度的に死者を増やしています。
分かりやすいので、都市・地域別のグラフを下の画像で見てください。
(
クリックで大きくなります 。たぶん)
死者が10人を超えた日を0日目と基点にしたグラフ。
ニューヨークの悲惨さがよくわかると思います。
DEATH DOUBLE EVERY DAY(死者が前日の倍)の破線に沿うような勢い。
同じ米国のカリフォルニアとは対照的ですね。
なぜこうなったのか管理人にはわかりません。
恐らくその原因を特定できる人はまだ誰もいないんじゃないかな。
それだけに怖い。
東京もこうなってしまうかもしれないと。
今はまだ油断する時じゃないんじゃないかと。
昨日、1週間ぶりにスーパーへ行ったんですよ。
そしたら気づいたんです。
マスクをしてる人が明らかに減ってることに。
もしかしたらマスクの備蓄が尽きてしまったのかもしれないけど、
日本はたぶん大丈夫というフワッとした雰囲気 がそうさせてませんか?
そういえば、「自粛疲れ」なんて言葉もどこかで見聞きしたような・・・
ミシェルさんの記事でもわかるようにコロナはマジで危険です。
そしてそうなった時の医療現場の痛ましさも上の通り。
しかもこれまだ序盤戦ですからね。現在はもっと憫然たるものがあるかと思われ。
欧州では若者のために高齢者を切り捨てる命の選択がすでに始まってますし。
そんなわけで、日本もとにかく油断せずに警戒した方が良いのです。
アウトブレイクするかもしれない、エピデミックするかもしれないと。
教習所で習ったあれですよ。かもしれない生活。
じゃあどうしたらいいんだって話ですけど、
やっぱりまずはコロナウイルスのことを知っておくべきかと。
孫子が言ってたあれですよ。敵を知り己を知れば百戦殆からず。
てなわけで、下の動画をぜひ観て欲しいのです。
英語音声ですけど、字幕ボタンを押せば日本語も出ますから!
【Youtube動画】コロナウイルスとは何か & あなたは何をすべきか
VIDEO (^^♪ 未来は僕らの手の中あああああ!!!
動画を最後まで観てくれた方はきっと脳裏によぎったことでしょう。
いやでも、ホントこれですよ。
この先どうなるかは僕ら次第。
この動画の作成に協力した専門家たちもミシェルさんも口を揃えて言ってます。
「家にいてください」と。
むろん仕事や生活基盤に関わる外出はしないと別の意味で命に関わりますから
いわゆる不要不急の外出は控えましょうという話ですよね。
今だと密集した場所での花見とか、某格闘技の観戦とか・・・
それと、手洗い、うがい、入浴(?)、マスクは基本。
あぁ、まだ色々と紹介したり語りたいことがあるのだけど、
時間とスペースの都合でこの辺にしときます。
管理人の話はともかく、ミシェルさんの記事や死亡数グラフ、コロナ動画で
何かを感じてくれたら嬉しい限りです。報われます。
皆さんくれぐれも気を付けて、かもしれない生活を営みましょう。
さて、ここからは業務連絡&お願いです。
まずこの記事のコメント欄は閉じています。
時間がなくて思うように管理できないこともあるのですが、
コメントを読んだ方が不愉快になることが多いのが最大の理由です。
荒らしをどうにかしてくれとの要望を以前はよく受けましたが
あの手この手で絡んでくるのでどうにもできないのです。
そこで
コメントを残したいという方は以下のツイートにお願いします 。
ツイッターであれば、誰もが自分の気に入らないコメントを消すことができます。
そのコメント主をブロックすればいいだけですから。
さらに、その後もその人のコメントはもう読まなくて済むという安心仕様。
たぶんそんな気がするので、どうか試してみてください。
ただ、ツイッターやってないという方もいますよね。
・・・うん、この機に始めてみて下さい。(えー
管理人もちょくちょく使うようになったのはここ近々最近直近のどれかです。
未だに知らない機能やわからない用語がたくさんあったり。クソリプとか。
それでも便利だと思うし、いろんな発見もあって面白いですよ。
それから、ツイッターの文字制限以上に熱い長文を書き込みたいという猛者は、
1週間程度待ってもらえますか。
皆が忘れた頃にコメント欄を開放します・・・
そしてこれは管理人からのお願いです。
昔からこのブログを楽しみにしてくれている常連さんの方や
馴染みじゃないけどこれから常連になってやるよという方は、
このブログのツイッターをフォローして下さい 。
というのも、
RSSでの更新通知をやめたい と思っているのです。
(RSSでもちょくちょく面倒なことや嫌な目に遭ってきたので・・・)
その代替としてツイッターを更新通知としたい。今後は。
それに、記事をアップできない日でも何かしら呟けば生存確認になって
ご心配をかけることもなくなるでしょうし。←ココも大事。
うーん、自分で書いといてなんですけど、
ツイッターの件、根本的にどこか間違ってないだろうか?
初心者なんでホントまだよくわかってないのです。
じゃあ、今日は本当にこの辺で終わりにします。
フォロワーが30人を超える頃には新記事を書けるといいなぁ。ノシ
映像研アニメとにかく凄かった! こんなに毎週楽しみにして心待ちにして観たのはあの「化物語」以来。
録画したやつをヘビーローテで観てるけど
ホント飽きん わー。
もっと早くこの作品を知ってれば・・・きっと毎回反応記事を書いたと思ふ。
まだ観てない人は、ネット(fod?)を利用するか、まずは原作をどうぞ。
◆
映像研には手を出すな! COMPLETE BOX (初回生産限定版/2枚組) [Blu-ray] ◆
映像研には手を出すな!(1)