元ネタ www.amazon.com/トム・クルーズ、日本のライトノベルの映画化に出演
[映画.com ニュース] 米俳優トム・クルーズが、SF映画「All You Need is Kill」に出演することになったと、Deadlineが報じた。
同作は、桜坂洋の同名ライトノベルの映画化で、謎のエイリアンとの戦いに繰り出されては戦死するという時のループに捉えられた兵隊の運命を描く。昨年、ワーナー・ブラザースは同作の映画化権を獲得し、企画開発を進めてきた。
メガホンをとるのは「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン監督で、現在はジョビー・ハロルド(「アウェイク」)が脚本のリライトを急ピッチで進めているという。シリーズ第4弾「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」の世界公開を直前に控えるクルーズは、映画スターとしての人気を回復しており、アダム・シャンクマン監督のロックミュージカル映画「ロック・オブ・エイジス(原題)」の撮影をすでに終えている。
現在は、リー・チャイルドのベストセラー小説の映画化「ワン・ショット(原題)」(クリストファー・マッカリー監督)の撮影中。今後は、「トロン:レガシー」のジョセフ・コジンスキー監督によるSF映画「オブリビオン(原題)」が控えている。
トム・クルーズに決まったか!(ガタッ確定情報かどうか分からないけど、ラストサムライといい、日本の
サラリーマンにシンクロしたりといい、何かと日本と縁のある役者
さんですな。 この映画にはドキワクしてるので、企画が少しでも
進んでるようなのは喜ばしいことです。
そんな訳で、今日は強引に All You Need Is Kill ネタを。
いつも以上にやっつけですが、興味のある方は続きをどうぞ。:)
All You Need Is Kill [Paperback]平均顧客レビュー: 4.2 out of 5 stars (10 件のカスタマーレビュー)
最も参考になったカスタマーレビュー24人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ これに勝るもの無しSeptember 27, 2009
By L. Robokoff (ミネソタ、米国)
俺はアメリカのソルジャーだ。
それ故に、戦争小説やどんなミリタリー関連ものでも読むと
本当に我慢がならなくなってくる。
実際、俺はそれらから可能な限りかけ離れたものを読むこと
を好んでいる。
そんな俺が本棚のパブリックセレクションを物色していると
この作品が
俺を睨みつけていることに気付いたんだ。
そのカバー・アートは正にブリリアント。
日本のアートスタイルで大きなサイバネティック・アーマー
スーツが描かれていた。
これは絶対に面白い・・・・・俺は心の中でそう呟いていた。
表紙で本を判断してはならぬという鉄則はもちろん知っている。
だが、俺は本能に従いあえてそれをやったのだ。
寝床に持ち込んだその本を俺は読み始めた。
そして、いかにこの内容が俺たちの現実世界と類似しているか
に衝撃を受け、それでいてもう一つの現実世界にいるかのよう
な感覚をも味わった。
この作品には軍隊の基本が盛り込まれている。
日本の301師団とアメリカの特殊部隊。
軍の戦術が描写されていたのも面白い。
この本は、ありきたりな日常やSF戦場アクションアニメから
逃避したいと願う者すべてにエクセレントな1冊となるだろう。
俺はページをめくる手を最後まで止められず一気読みしたっ。
ボリュームは少ないが、現在レジェンドと言われる作品の多く
よりも、この作品の方が価値があると俺は信じて疑わない。
払った金額に値するものであるのは確実だ。
8人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★ Groundhogs Day meets Starship TroopersAugust 2, 2009
By G. Markwardt "Horror/Fantasy Reader" (ミルウォーキー)
この『 All You Need Is Kill 』のストーリーを説明する最良
の言葉はこれ以外にないと俺は確信してる。
『 恋はデジャブ 』 ミーツ 『 スターシップ・トゥルーパーズ 』
とてつもない面白さと怒涛の展開だよ。
このおよそ200ページは、最初から最後までが興奮の内にあっと
いう間の読み物なんだ。 ただ一つだけ俺が気になるのは、200
ページのペーパーバックにちょっと法外とも言える14ドルの
値札が付いていること。 だがしかし、SFマニアかアニメ通で
あればもの凄く楽しめるのは保障するよ。
3人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ エクセレントFebruary 8, 2010
By N. Helfinstine
英語版がオリジナルの日本のライトノベルにはあった内部の挿絵
をカットしてしまったのは非常に痛い。
とはいえ、それ無しでもエクセレントな本なのは間違いない。
一兵卒であるケンジは、未熟な新兵だ。
初陣の戦闘で訳の分からない無慈悲なエイリアンの敵と対峙。
そして、彼はそこで死ぬ。
だが、それと同じことをもう一度繰り返すためだけに目を覚ます。
そして、また死ぬ。 それの繰り返し。 何度も、何度も。
一体彼は何回苦しみながら死ねば良いのか?
彼は自分専用の地獄に一人きりで囚われてしまったのか?
それとも、どこかに脱出できる道があるのだろうか?
その結末はとても良くできたものだった。
良作の戦争小説のほとんどがそうであるように、この作品もまた
「 全員が生き残ってその後もずっとハッピーでした! 」
などという安易な責任逃れに走ることはない。
この作品のメインテーマは苦悩、そして人々はそれにどう対処
するのかということなのだ。 昔からこう言われている。
「a coward dies a thousand deaths, a hero dies only once
(臆病者は千の死を迎えるが、勇者は一度のみ死ぬ)」
だがケンジは、彼が勇者だろうと臆病者だろうと何度も死ぬ。
繰り返し、何度も、何度も。
1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★ SFファンにとって素晴らしい小説November 15, 2010
By Erisian "FNORD Incorporated" (ポートランド)
VIZ Mediaの一部門で最近のフィクションものを扱う Haikasoru
からリリースされたこの『 All You Need Is Kill 』は、非常に
展開が駆け足であるもののグレートな読み物だ。
ライトノベルだと基本的に思われているようだが、通常のラノベ
に見受けられる様々な要素が水で薄められてしまったかのような
ショボさを、読者がこの本から感じることは一切無いだろう。
登場人物たちはキャラが立っていて楽しめるし、ストーリーは
叙述的で力強い。
オリジナルは日本語で書かれたもの(2004年)だが、近年アレッ
クス・スミスが翻訳したことで英語圏の市場にも出版された。
この小説を読んでいると、ロボテックや恋はデジャブ、そして
一般的なアニメ/漫画を思い出さすにはいられないだろう。
とはいえ、All You Need Is Kill はそれらを遥かに超えた作品
であり、読了後には再び引き合いに出そうとは思わない筈だ。
私はこの作品を強く推奨する。
★★★★★ 痛快、軽快、味わい深いJuly 17, 2010
By captainspankypants
俺はこの200ページの本を1日の内に読了した。
いともたやすくサクサクと読めてしまったが、それは価格分の
価値が無いということでは決してない。
主人公が一体何が起こってるのか解明しようとする物語の始まり
から、脱出方法が分かったのにそこから本当に抜け出したいのか
自問する物語の終わりまで、この作品はタイムループのコンセプ
トを非常に上手く扱っている。
新たに発覚する意外な事実と同じ日を新たにやり直す旅は、読者
を物語に引き寄せていく。
アクションと一部の現実離れした要素は、時にちょっとインチキ
臭いと感じこともあるが、これはハードSFではないので、ニュー
ロマンサーのような作品を期待しない限り問題はないだろう。
これは夏のアクション映画に相当する文芸作品だ。
1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★ 非常に流動的なストーリー、非常に強い個性May 24, 2010
By Nicholas R. Guerra (カリフォルニア)
Colliderによれば、同名タイトルの脚本がワーナー・ブラザース
によって買われたそうだが、このタイトル名だけで、俺はこの本
を買う気になったことを認めなければならない。
そして、あらすじにザッと目を通したとき、これは即座に注文
せねばならんと思わされた。
2回以上これを読みかえしたが、あまた存在するSF短編小説の
中で抜きんでた作品の一つだと言わざるを得ない。
『 エイリアン 』と『 恋はデジャブ 』、それにメカバトルが
絶妙にブレンドされているのだ。
しかし、この本の最も秀逸な点は、新米から非情なベテランへと
キャラクターが成長するところにある。
非常にスムースでよく練られた短編作品。
SFやアクションのファンなら迷わず行ってくれ。
また『 恋はデジャブ(原題: Groundhog Day)』の名前が。
そんなに All You Need Is Kill(以下AYNIK)と似てるのか・・・
邦題の名前は聞いたことがあるけど、観たことはないんで自分
には分からんなぁ。 とりあえず、あらすじを調べてみましょ。
恋はデジャ・ブ
超常現象によって閉じた時間の中に取り残され、田舎町の退屈な祭事の日を際限なく繰り返すことになった男性が、己の高慢で自己中心的な性格を改めて恋を成就させるまでを描く。原題の「グラウンドホッグデー」とは、物語の舞台となるペンシルベニア州の町パンクスタウニーなど各地で行われているアメリカの伝統行事で、物語はこの行事が行われる2月2日の6時00分から、翌朝の5時59分にかけての24時間を反復しながら進行する。
作中で繰り返される同じ1日の回数は、最初の脚本では数千年以上続くという設定であったが、最終的な映画では約10年という長さになっている。
同じ日が数千年も続くとか、海外にもエンドレスエイト的な
発想があったんだね。ていうか、向こうが先だし。
それはともかく、同じ日を繰り返すことでスキルを積み上げ
状況を改善し、どんどんその日を上手く過ごせるようになる
という点は確かに似てますね。
しかもこの映画、ヒロインの名前が
リタ・ハンソン。
AYNIKのヒロイン、リタ・ヴラタスキとファーストネームが一緒。
果たしてこれは偶然なのか??
かなり気になるんでググってみると・・・・・
ALL YOU NEED IS KILL
(一部を抜粋。全文はリンク先でどうぞ)
---- 話が繋がってきました。それで『All You Need Is Kill』を思いついた?
桜坂 はじめに頭に浮かんだのは『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』なんです。あと、『恋はデジャ・ブ』と『ターン』。どれも1日がループする話で……戦争シミュレーションのプレイ日記を読んで頭に浮かんだのが学園物と恋愛物だというのは自分でも変だと思うんですが、とにかくそうでした。
オゥ・・・作者本人が恋はデジャ・ブそのものを言及してます。
ということは、恐らく偶然ではなさそうですね。
あと、全然関係ないのだけど、推理作家の西澤保彦さんはこの
映画に触発されて『
七回死んだ男 』を書いたそうです。
管理人のお気に入り作家だったのでつい。 フヒヒヒ
ちなみに一番好きな作品は
匠千暁シリーズです。
次の新刊はいつ出るんだろうねぇ・・・・・

(匠千暁シリーズはとりあえず4冊をこの順番で読むのが吉)
さて、本題の AYNIK の米amazon顧客レビューですが、レビュー数
が10件でその内4人が最高の5つ星評価、4つ星が4人、3つ星が3人と
普通に好評でしたね。 200ページと連呼されてたけど、米amazonの商品説明には230ページ
になってた。 まぁともかく、彼らにとってこれはかなり少ないボリ
ュームに感じるらしく、ショートという単語も連呼されてたり。
このペーパーバックという安価な文庫版タイプの小説は、少なくとも
300ページ超えがデフォで400~500ページのものもザラにある模様。
向こうの作品で200ページ台のものはちょっと見当たらなかったよ。
とはいえ、レビューで一気読みしたという人たちはその短さという
よりも面白さ故に本を途中で置くことが出来なかった様子。
ループものは数あれどこの作品はそれを上手く料理してる、キャラ
の成長こそがこの作品の醍醐味、といった称賛が贈られてましたが
管理人も全力で同意しておきます。
詳しく語るとネタバレになるんで書けないけど、時間がループして
ることに気付いた主人公が序盤である行動に出たところで、あっ、
この作品は当たりだわーと確信しました。
個人的に気になったのは、以下の諺(?)っぽい言葉。
「a coward dies a thousand deaths, a hero dies only once
(臆病者は千の死を迎えるが、勇者は一度のみ死ぬ)」
なんかどこかで聞いたことがあるなぁ、なんだっけと調べてみた
ところ、あの
シェークスピアでしたよ。
悲劇『ジュリアス・シーザー』でのシーザーの台詞でした。
コメントのとは少し違い、実際はこういう台詞のようです。
「Cowards die many times before their deaths
The valiant never taste of death but once.
(臆病者は死ぬ前に何度も死ぬが、勇敢な者はただ一度のみ
死を味わう)」
お前は何を言ってるんだ? とツッコミたくなりますが、
シーザーの台詞なのできっと深い意味があるんでしょう。
察するに、臆病者は生きている間も臆病であるが故に死んでるも
同然の選択・生き方を何度もしてるということなのかも。
あぁ・・・自分で書いててメチャクチャ胸が痛いんだ。orz
最後に、この記事を書くにあたって今日、もう一度 AYNIK を
読み直してみたけど、やっぱり面白いよ!
ハリウッド向きだとも思うんで、映画には期待してる。
トム・クルーズ主演には、現地から日系人を起用しろという意見
がこれまで同様に湧き上がるのだろうけど、自分は全然OK。
むしろ、これでさらに注目度が上がるんで嬉しいぐらい。
まぁ、出演料もハネ上がるんで予算が心配ではあるけど。
あとは、白人なのに小柄で貧乳というヒロインのリタが、一体
どれだけ立派な体格の持ち主になってしまうのかが怖い。 ^^



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今日はこれしかないっしょ。英語版も日本のamazonで買うことが出来ますよー。
マリオ人気の凄さを再認識。3DS本体が売上げ急上昇してはるぇ。
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ラノベはおろか小説も10年に1-2冊しか読まないので、ちょっと読む気になりました。ありがと。