元ネタ www.reddit.com/左: マリー・アントワネットの料理人 1
右: ファウスト 1 (以下、この本に関するネタバレありなので駄目な人は回避して下さい)
先日、戦国時代にタイムスリップした現代の料理人ケンが織田信長に
雇われる『信長のシェフ』を
紹介しましたが、それと少し似ている
『マリー・アントワネットの料理人』のレビューをば。
内容はタイトルのまんまですね。
でも、ケンみたいにタイムスリップした訳でなく江戸時代の料理人
小次郎がせまい日本を飛び出し、どういう経緯かオーストリア公
マリア・テレジアの料理人となり、彼女から娘のマリー・アントワネット
がフランスに嫁ぐため一緒に行き支えてほしいと頼まれるという筋書き。
その時の
アントワネットはまだ14歳。
嫁ぎ先のフランスの食事情に馴染めなかったり、対立するデュ・パリ
伯爵夫人(国王の愛妾)に挑発されたりで料理勝負へ突入。
そこで小次郎が見事なアイデアと腕前で勝利するのがスカッとして
痛快なところ。 単に味だけでなく、料理を通じて政治的・外交的にも
勝つというのがミソです。
ところで、マリー・アントワネットといえばこれ。「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」この言葉はあまりにも有名だけど、ここでのお菓子とはブリオッシュ
のことで、高いもの(パン)が買えないなら安いもの(お菓子)を
食べたらいいのにという意味だったそうな。
しかもこれ、
実際はアントワネットが言った言葉じゃないらしい。O_o
それはさておき、パンを作る一等小麦ではなくお菓子を作る二等小麦で
一等小麦のパンよりも美味しいパンを作ることになった小次郎。
一体どんなパンを作るのか・・・・・・
とまぁそんな感じで料理勝負だけでなく当時の食事情や歴史、アント
ワネットをとりまく人間関係も非常に興味深くて面白い。
そしてなにより主人公のキャラが良いデス。
「これぞ御鷹匠料理番の━━━技」「生きた鳥を捌いてるのに血が出ない!」
「むう!」カッコイイ場面なのに不覚にも噴いてしまった。
これがシリアスな笑いというやつかっ。
小次郎はエピソード毎に別の技を見せてくれますよ。(笑)
総じて、万人が楽しめる良作かと思います。
管理人的には傑作と言いたい程の大ヒット!既に2巻が出てるみたいなので速攻で注文したっ。
1年に1本のペースで描かれてるらしいけど、ゼロも完結したことだし
もうちょっとペースを上げてくれないかなぁ。(チラッ
『ファウスト』も里見桂さんの作品。
ファウストと名乗る得体の知れない怪人が、死後の魂と引き換えに
夢を叶えると誘惑し、サインした人間を古代ギリシャやアステカ帝国に
飛ばしちゃうというトンデモ契約を履行。(笑)
いや、この作品も面白いですよ。
スペイン人によるアステカ征服がテーマの話が特にイイ。
続きが気になるんで早く2巻を・・・・・・
ベルセルク 37 figmaガッツ狂戦士の甲冑ver.付き(もう無事完結してくれればそれでいいデス)
それでは本題へ行きます。
ここ数日、カガーさんの試合をやるスカパーのチャンネルが映らなくなり
(後にJCAST3のチャネルだけ映らなかったことが判明)
豪いこっちゃとどんちゃん騒ぎしてたので積ネタから小ネタを。orz
お題は、最近の日本映画。
近頃の邦画はダメだと嘆く人をたまに見かけますが、どうやらそれは
一部の外国人も同じのようです。
とある英語掲示板で、そういうスレッドが立ってましたよ。
管理人は洋画も邦画もほとんど観てないから最近の日本映画は・・・
とか言われてもピンと来ないので、現状はどんな感じなのか、何か
近頃の日本映画にもお薦めはないのかと気になり取り上げてみました。
では、興味のある方は続きをどうぞ。 :)
Can anyone else not take most Japanese movies seriously these days?
近頃の日本映画はまともに観る気がしないって人はいないか?5 ヶ月前の投稿
TheAvocadoBaron スレ主たまに良作があるのは確かだ。『おくりびと』 とかね。
だが、今世紀に制作された日本の主流映画の大部分は本当に酷いと思う。
最後にまともな日本映画を観たのがいつかちょっと思い出せない。
俺の嫌悪はある一つの問題によるものだと思ってる。
Cheese [ 安っぽい・陳腐 ] チーズの大盤振る舞いだよ。
たとえば、いまビデオ板では『るろうに剣心』の予告映像が拡散してる。
俺はこの作品のアニメ版とかまったく観たことはないが、その予告映像
を観てみた。 誰もがこの映画に夢中になってるようだったけど、俺に
とっては身をよじりたくなるだけだった。
これも日本で制作されるガンツような莫大な予算をかけた映画と同じだ。
常に主人公の男は力強さにかけるプリティボーイで綺麗な肌と毛抜きで
整えられた眉毛(時代劇ですらだ)を持ってる。
対話はお決まりの陳腐な台詞で、タイアップされた曲が流れる。
こういうのがどれぐらい馬鹿げてるかと思うと笑っちゃうよ。
誰か俺と同じように感じてる者はいないか?
誰か香水の宣伝のように見えない最近のお薦め日本映画を挙げることが
できる者はいないか?
the2belo[岐阜県]別のスレで誰かが言ってたんだが、娯楽産業は主に女性向けに作ら
れてるんだそうだ。
お薦め映画だが、俺は宇宙オタクだから『はやぶさ』が観たい。
日本映画は今のところそれ以外に思いつかないな。
かといってアメリカ映画も観たいものは特にない。
『ダークナイト ライジング』が来るまではな。
wildever 以下は俺が好きな現代の日本人監督だ。安っぽさとはほぼ無縁だよ。
● 是枝裕和。俺のお薦めは『歩いても 歩いても』(2008年)と
『誰も知らない』(2004年)だな。
● 山田洋次。もちろん、あの寅さんシリーズの人だ。
しかし彼はまだまだ現役なんだよ。
彼の『たそがれ清兵衛』は西側でも認められてる。
● 犬童一心。
● 岩井俊二。 オーケィ、彼の作品にはチーズがあるかもしれん。
だが『Love Letter』(1995年)のオープニングショットは
あまりにも良すぎると俺は愚行するわけだよ。
● 田中博樹ことSABU。
● 北野武
shoes_of_mackerel 『誰も知らない』はファンタスティックだった。
観ればきっと泣きじゃくることになるよ。
WishiCouldRead [青森県 俺は『おくりびと』と『壬生義士伝』しか観てないけど、
滝田洋二郎作品は絶対観るべきだと思う。
北野武のアウトレイジも素晴らしい。
royal_oui 北野武には同意。
彼の作品は安っぽさとは大きな隔たりがあるから。
MarcusMinuciusFelix 『歩いても 歩いても』と『誰も知らない』は本当にアメージング。
[deleted] 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』 darkmodem[東京都] うはっ、60~70年代の急進運動が最近こんな風に俺の周りに
ふってわいて出てくるのが面白いわー。
『1Q84』という日本人作家の本をいま読んでるんだけど、
急進運動が、あるキャラクター達の重大なバックグラウンド
になってるんだ。 この映画は覚えておくよ。サンクス。
skier69[和歌山県] 俺はドラマでスレ主と同じ気分を味わってる。
『シンプソンズ』、『アレステッド・ディベロプメント』、
『The Office』、『アントラージュオレたちのハリウッド』
と同じぐらい楽しめる日本のTVドラマをまだ観たことがない。
日本のドラマ俳優たちが酷いと思ってるのは俺だけかな??
kuoushi 基本、俺は日本の役者が好きじゃない。
彼らは演技が大袈裟なんだよな。
主役の娘がオッパイと泥で妖怪を退治するお間抜けなドラマ
なんてどう思う?
ドグちゃんを試してみてくれ。 『ロボゲイシャ』の井口昇が監督をしている。
とってもアホで面白いぞ。
skier69[和歌山県] 『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』この映画には心から楽しませてもらった。
タイアップ曲が使用されてるけど、もうすっごいハチャメチャで
すっごい不合理で、安っぽいとかそんなもん超越しちゃってる。
俺はこの映画が大好きだよ。
この企画にGOサインをプロデューサーには本当に敬意を表する。
ビーフシチュー温泉に賭けるなんて普通の人間にはできない。
fightingforair[神奈川県] 新作映画『はやぶさ』はちょっと面白いと思う。日本の宇宙探査機、主に無人探査機はやぶさの物語だ。
NASAから学んだり少ない予算にアジャストさせたりなど日本の
宇宙飛行の歴史が垣間見れてクールだった。おすすめ。
MrScapegoat お気に入りの日本映画の一つが『ピンポン』。" プリティボーイ " 要素がちとあるが、ストーリーはグレート、
役者たちもグレート、そして何より愉快なんだ。
kuoushi 俺が初めて『ピンポン』を観たのは日本へ向かう飛行機の
中だった。 3回ぶっ続けで観たよ。うん、グッドだった。
日本に居る間にDVDまで買ったからね。
SoFresh_SoCleanネクスト黒沢が出現するまで待つんだ。
Titibu[東京都] 黒沢清がいるじゃなイカ・・・・・・・
『CURE』は不穏かつエクセレントな作品。
『トウキョウソナタ』はカンヌを含め様々な賞を貰ってる
オゥ、それから『回路』の幽霊シーンは俺が見た中で最も
気味が悪いものの一つだった。
souretsu『フィッシュストーリー』は驚くほど楽しいよ。 SenorScience[アメリカ] Vシネマとピンク映画(『聴かれた女』は最高傑作)と
自主製作映画が日本にあれば、俺はハッピーなんだ。
Ace1999スレ主は『逆転裁判』の実写映画を観るまで待つんだ・・・・・・
マジで激しく混乱させられるから。
Ace1999俺は日本の古い映画、90年代の映画が大好きだ。
去年の夏に日本映画のクラスを取ったんだけど、それ以来ずっぽり
ハマってしまったよ。 俺のお薦めを以下に挙げておく。
● 生きる
● 羅生門
● 晩春 - Late Spring -
● 祇園の姉妹
● お早よう
● 心中天網島
● 花火
● タンポポ
zuff 豊田利晃の作品を観るんだ。ブリリアントな監督だから。
myfeetstink俺も今の日本の映画やテレビには何の興味も湧かないな。
ゴミばかりだと思うわ。
1999年頃の作品から観始めて、そこから過去に遡って行くのなら
多くの良作・傑作に出会えるだろうけどね。
(2000年代前半にも観る価値のある作品はいくつかある)
今の日本のエンタメはお約束ばかりだし表面的だと俺は感じる。
この分野で戦いを挑もうとしてる数人の監督、プロデューサー、
ライターたちがいるけど、北米、欧州、英国と比較できるような
ものは何もないよ。
日本はエンタメに時間やエネルギーを十分に投資しようとしてない。
それだから出来る作品も多くがその程度なんだよ。
DistortionBB スレ主の意見には概ね同意するが、近頃の日本映画にダイアモンドの
原石を見つけることが不可能ってわけでもないよ。
俺は『アンダルシア 女神の報復』を推しておく。
俺はこの映画を飛行機の中で不安げに観始めた。
スレ主と同じく最近まともな日本映画を観た記憶がなかったから。
だけどこれは、非常に楽しめる殺人ミステリー/スリラーだった。
actualeyes[岡山県]『宮本武蔵 三部作』はアメージングだって。
・・・・・オーケィ、確かに近頃の映画ではないな。
だけど本当に最高なんだって。
relic2279[アメリカ]キサラギ ― 捻りの多い " フーダニット " コメディ。
僕の彼女はサイボーグ ― とある永遠のぼっちがタイムトラベラー
のサイボーグと恋に落ちてどんちゃん騒ぎ。
midoringo 俺はこの春の映画で観たいのがあるけどね。
『ALWAYS 三丁目の夕日'64』とか。
このスレに挙がってるお薦め映画には原作がアニメ/漫画のものも
多いけど、それを観るのは止めておいが方がいい。
漫画作品は漫画で楽しむのがベストなのだ。
とか言いながら、『テルマエロマエ』の実写映画には期待してる。
『おくりびと』は俺も本当に大好きな映画。
俺が気に入ったのにアカデミー賞を受賞したというレアケースだ。
zeros_and_ones『紀子の食卓』。これはすごい。
この映画は長い。だが、日本における世代間のギャップ、孤立を
見事に描ききっている。
myfeetstink『十三人の刺客』はマジで凄いぞ! netbook_nancy 私も『十三人の刺客』に1票。
blavassaur[東京都] 俺も『十三人の刺客』だな。
『十三人の刺客』は本当に面白そうだ! O_O
ちょっとどんな映画なのか調べてみませう。
という訳でウィキペディアから引用です。
◆ 十三人の刺客
『十三人の刺客』(じゅうさんにんのしかく)は、東映京都撮影所製作、工藤栄一監督、片岡千恵蔵主演により、1963年(昭和38年)12月7日に封切られた日本映画の時代劇である。実録タッチの作風による集団抗争時代劇として有名で、約30分に及ぶクライマックスの13人対53騎の殺陣シーンは、時代劇映画史上最長とされた[1]。
2010年には同名のリメイク映画が公開され、また本作の脚本を元にした同名の小説が刊行されるなど、さまざまなリメイク作品や関連作品が生まれている。
弘化元年(1844年)、明石藩江戸家老間宮図書が、筆頭老中土井利位邸の門前で訴状と共に自決した。これがきっかけとなり、明石藩主松平斉韶の異常性格と暴虐ぶりが幕閣の知るところとなったが、将軍徳川家慶の弟である斉韶を幕閣は容易に処罰できかねていた。しかし、事情を知らない将軍が斉韶を老中に抜擢する意向を示したことから、老中土井は暴君斉韶の密かなる排除を決意する。利位の命を受けた旗本島田新左衛門は13人の暗殺部隊を編成し、参勤交代により帰国途上の斉韶一行を中山道落合宿で待ち構え、襲撃する。
へぇ~、これリメイクだったんだ。
もとは1963年の映画だったとは全く知らんかったよ。O_o
でも、ご乱心したお殿様(しかも将軍の弟)を暗殺とか燃えますな。
外国人に受けてる一因じゃなかろうか。
ちなみにこの2010年の映画、
北米でも発売されてましたよ。
うおっ、めっちゃレビューついてますやん!136件もレビューが書きこまれててしかも高評価だよ。
なんなんだこの『十三人の刺客』フィーバーは?
ますますこの映画を知らなかったことが恥ずかしくなってきた。 ^^
ていうか、このレビューを記事にすればよかったぜ。(笑)
とりあえず積んでおきます。
それはさておき、こりゃきっと当の日本でも絶賛されてたんだ
ろうなぁ。日本のamazonレビューも覗いてみよう。
・・・・・・・あれっ???
賛否分かれてて結構
酷評されとる。(´Д`;)
十三人の刺客 通常版 [DVD](いずれにしろ観てみたい。スカパーさん・・・チラッ)
さて、本題の方ですが、今世紀の日本映画にもそれなりに観るべき
ものがあるという感じですかね。元スレの流れ的には。
『おくりびと』と『誰も知らない』が数人から挙がってたり。
おくりびとは自分も観たけど確かに良作だったと思う。
他にも『逆転裁判』がいろんな意味で薦められてたけど・・・
こ、これは・・・なるほどくんはともかく御剣検事がちょっと違うような・・・
原作ファンからどんな反応のあったのか気になるところ。
ま、でも面白そうではあるかな。
個人的には、スレ主の言わんとするところも理解できるけど、
近頃の日本の映画・ドラマにも見るべきものはあると思う。
映画はもういろいろ挙がってたので、ドラマで言うと『相棒』とか
海外の刑事ドラマに負けず劣らず面白いですよ。
あと、以前にこんな記事を書いたことがあります。
◆
海外記事「日本のドラマが優れている10の理由」向こうのドラマにも欠点はあるようで。
1位の理由には当時も噴かされたけど、いま見ても笑える。
確かにどこまで引っ張るんだよってアメドラは多いもんなぁ。
あえてタイトルは書きませんが某ブレイクとか。 O_o
だけど、名探偵モンクはもっと続けて欲しかった・・・



←いつも応援ありがとう!
はやぶさならこの漫画版を激しく推したい!!かなり前に
レビューを書いたけど単なる萌え擬人化じゃないんだ。
そういえば、ガンダムって実写版ないよなぁ。
ハリウッドが『ガンダムW』をやるって話はどうなった・・・
Tシャツが何枚あっても足らない今日この頃。
◆
探査機はやぶささん◆
RG 1/144 MSZ-006 ゼータガンダム (機動戦士Zガンダム)◆
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一時期に比べれば、佳作は頻発するようになってると思うが
>日本映画
駄作が大半を占めるのは、どこの国でも同じ