元ネタ reddit.com

ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論
没後、21年を経て、昭和天皇が甦る。
失いすぎた我々が今、求めているのは、まさにこの巨人ではなかったか―。
大ベストセラー『戦争論』の続編にして『天皇論』の前編であるばかりでなく、日本と日本人を束ね、戦後65年をゼロからやり直すよすがとなる「象徴」を描ききった、
小林よしのり畢生の巨編。
小林氏の立ち位置がよく分からない・・・そこがネックになって彼の作品から離れていたのだけど
レビューがもの凄い熱いので読んでみることにしたよ。
ゲットしたら裏ブログでまた感想を書きます。
そんな感じで今日のお題は、
昭和天皇。
日本情報発信サイト tofugu.com で、昭和天皇の学者としての面を
紹介する記事が書かれています。
それを基にとある海外掲示板でスレッドが立っていたので
取り上げてみることにしました。
では、興味のある方は続きをどうぞ。:)
HeidelbergKid スレ主TIL Emperor Hirohito was also a marine biologist with several scientific publications.
今日知ったこと: ヒロヒト天皇はいくつもの研究著書を残した海洋生物学者でもあった1 日前の投稿
hydrozoaって聞いたことあるかい?
海洋生物学を専攻してるか、1926~1989年の日本の天皇でもない限り、恐らくは耳にしたことないだろうね。じゃあ一体このハイドロ某とは何だっていうのか? 日本とどんな関係があるっていうのか?
実は、ヒロヒト天皇がそれにご執心だったことが判明してるんだ。
もしお前が日本に関心を持っているなら(若しくは、ヒトラリー、おっと、ヒストリーチャンネルを時々観てるのなら)、ヒロヒト天皇のことをきっとよく知ってることだろう。彼は第二次世界大戦中に日本を統轄し、恐ろしい出来事の全てを支援していたことで最も知られている。日本が戦争に敗れたとき、彼は名目上の指導者、傀儡として生かされた。占領期間中に彼が国内を巡ることで日本を穏当に支配できるよう、あらゆる戦争犯罪裁判を切り抜けさせたんだ。もはや戦争に手中する必要がなくなったヒロヒト天皇は、ついに他のことに没頭することができるようになった・・・
たとえば自然に!
少年の頃でさえ、ヒロヒトは自然を愛した。
天皇になる前のこと、塩原ではパンジーなどを摘みながら野生の草花を学ぶ彼の姿が見られたという。その後、彼は自身で植物標本を作り上げ、さらには研究所すら作っている(天皇になった後ですら運営されていた)。明らかに彼は、自分は天皇に少々合っていないと常に感じていて、それだけ巨力な地位にいることを必ずしも快適だと思ってはいなかった。戦後、彼は研究に没頭し、いつしか " ジェントルマン・サイエンティスト " と呼ばれるようになる。
(右: 優しく接する昭和天皇ヒロヒト 左: 三輪車に乗ったサル)
最終的にヒロヒトは、彼本来の資質であった海洋生物学者として尊敬されることになった。異なるタイプの hydro zoa (一番上のクラゲなど、上のサルじゃないぞ)を多く発見したんだ。嘘だと思うなら、
World Hydrozoa Database でチェックしてみればいい(まぁ既にやってると思うが)。ヒロヒトは、いくつもの学術論文を彼自身の名で出版してさえいるよ。
彼のベストセラーである 『 The Hydroids of Sagami Bay(相模湾産ヒドロ虫類) 』 をお前は読んだことがあるかもしれない。この大ヒットは戦後に彼が書いたものだ。
以下のリストを見れば分かるように彼は本当にジェントルマン・サイエンティストの世界に身を置いていたんだ。
● 天草諸島のヒドロ虫類(1969年9月)
● カゴメウミヒドラClathrozoon wilsoni Spencerに関する追補(1971年9月)
● 小笠原諸島のヒドロゾア類(1974年11月)
● 紅海アカバ湾産ヒドロ虫類5種(1977年11月)
● 伊豆大島および新島のヒドロ虫類(1983年6月)
● パナマ湾産の新ヒドロ虫(1984年6月)
● 相模湾産ヒドロ虫類(1988年8月)
● 相模湾産ヒドロ虫類 2(1995年12月)
(彼の研究所で働くヒロヒト)
ヒロヒトの息子である現天皇のアキヒトも、あるゆる意味で父親の後を継いでいる。アキヒトは日本の象徴となるだけでなく、余暇には海洋生物学者としての研究もしているんだ。実は、彼の名にちなんだ名付けをされた魚だっているんだよ。
それが、exyrias akihito(エクシリアス・アキヒト)。
国家元首が重要な科学的発見をしたというのは本当にクールだ。
英国女王が研究所でグッピーを調査してるのを想像すると奇妙だし、オバマ大統領がビーチで海草をルーペで見つめてる姿もまた奇妙に映るだろう。だが、それこそ戦後にヒロヒトが、そして現在のアキヒトが行っていることなんだ。
jo ワ~オ! メチャクチャ面白かった!
教えてくれてサンキュー。(゚∀゚)
kfruh28ゴジラは海からやって来るからな。
国家元首としては、ゴジラが再び現れるかどうかを懸念して
海を調査しているんだと俺は睨んでるぜ。
NanoChemist彼はどんな学位を持ってたんだろう?
それに一体どこで学習していたんだろうか?
Racist_Grandmaそれでも戦争犯罪者は処断されるべきだった。
FortuneCookieguy魚は大好きでも中国人は殺した。
phsyron日本の慣習によれば、彼の死後(つまり現在)は、彼の贈り名である
" 昭和天皇 " と彼のことを呼ばなければならない。
TheWix俺はマサチューセッツ州にあるウッズホール海洋生物学研究所にいるんだが、
70年代に彼がこの研究所を見学に来たと聞いてるよ。
go2appleyだから何なの? ヒトラーも芸術家だっただろ。
GeneralCheese ヒロヒトは悪い人間じゃなかったんだ。
悪かったのは東条英機だよ。
ヒロヒトは天皇で1989年まで生きた。
東条英機は大日本帝国陸軍の指揮官だった。
erly 日本語を副専攻科目にしてる海洋生物学専攻学生として
この記事はすっごく興味をそそられたよ。ありがとう!
ediphobic彼は英国のガーター騎士団員でもあるんだ!
メ~ン、ずいぶんあちこちで活躍してるじゃないか。
ウインザーの教会では彼の紋章が入った旗が飾られたしな。
Distaplia現天皇のアキヒトも海洋生物学者( 魚類学者 )で
たくさんの学術論文を発表してるよ。
主にハゼの研究でね。
俺自身、海洋生物学者としてホヤ類を研究してるんだが、
ヒロヒトの著書『Ascidians of Sagami Bay(相模湾のホヤ類)』を
入手したときは本当に嬉しかったなぁ。
andrewhuntleyn ちょっくら俺も買ってくるわ。ノシ
doc_birdman 海洋生物学者でもない無知な男として聞かせてもらうが、
彼は、本物の学者だったのか?
この二人はまっとうな科学者だと言える実力があるの?
LoneRonin ↑ 彼は本物の研究者だよ。
実際、俺の大学のボスが淡水魚の研究で彼とコンタクトをとってた。
doc_birdman ↑ へ~、そいつはマジでクールだな。
エンペラーが何か打ち込めるものを見つけて
それを追求してるってのは、なんか妙に俺を嬉しくさせるわ。
管理人もわけもなく嬉しくなったよ。戦後の大変な時期を乗り越えられた後に、
生物学者として充実されていたことが知れて良かった。
元記事に hydrozoa(ヒドロゾア虫類)の著書が紹介されてましたが、
昭和天皇は海洋生物だけでなく、粘菌の研究もされていたようです。
昭和天皇は生物学者として海洋生物や植物の研究にも力を注いだ。1925年(大正14年)6月に赤坂離宮内に生物学御研究室が創設され、御用掛の服部廣太郎の勧めにより、変形菌類(粘菌)とヒドロ虫類(ヒドロゾア)の分類学的研究を始めた。1928年(昭和3年)9月には皇居内に生物学御研究所が建設された。1929年(昭和4年)には自ら在野の粘菌研究第一人者南方熊楠のもとを訪れて進講を受けた。南方の名は、後の御製にも詠まれて残っている。もっとも、時局の逼迫によりこれらの研究はままならず、研究成果の多くは戦後発表されている。ヒドロ虫類についての研究は裕仁(あるいは昭和天皇)の名で発表されており、『日本産1新属1新種の記載をともなうカゴメウミヒドラ科Clathrozonidaeのヒドロ虫類の検討』をはじめ、7冊が生物学御研究所から刊行されている。また、他の分野については専門の学者と共同で研究をしたり、採集品の研究を委託したりしており、その成果は生物学御研究所編図書としてこれまで20冊刊行されている。
海の生物が好きであり、臣下との会話で海の生物の話題が出ると喜んだという。趣味として釣りも楽しんだ。沼津において、常陸宮正仁親王を伴って磯釣りに興じたことがある。釣った魚は研究のため、全て食べる主義であった。終戦直後には「ナマコが食べられるのだから、ウミウシも食べられるはずだ」と、葉山御用邸で料理長にウミウシを調理させ食した(後に「あまり美味しい物ではなかった」と述べた)という。採集品については食べることはなかったとも言われ、船頭が献上した大ダイをそのまま標本にしてしまい、船頭が惜しがったというエピソードも伝わる。
南方熊楠のことは後々まで忘れることはなく、その名を御製に詠んでいる。南方および弟子からは都合四回にわたって粘菌の標本の献呈を受けている。
海洋生物学を研究する関係からか、英語よりフランス語を得意としたと伝わる。訪欧時フランスのバルビゾンのレストラン「バ・ブレオー」でエスカルゴを食べる際、その個数について「サンク(仏語で5つ)」と「3個」をかけて近習をからかったことがある。
武蔵野の自然を愛し、ゴルフ場に整備されていた吹上御苑使用を1937年(昭和12年)に停止し、一切手を加えないようにした。その結果、現在のような森が復元された。また「雑草という植物はない」と言ったとされることでも有名。[source]
へぇ~、南方熊楠(みなかた くまぐす)に師事してたんだね。
まぁ粘菌といえば彼しかいないから当然の帰結ですか。
ところでこの熊楠さん、その際にこんな逸話を残してます。
1929年(昭和4年)、粘菌標本を天皇に献上した。献上物は桐の箱など最高級のものに納められるのが常識だったが、熊楠はキャラメルの空箱に入れて献上した。[source]
キャラメルの空箱! (´Д`;)これはすごいですよ。
こんなことが出来る日本人は他にはまずいないんじゃなかろうか。
凡人にははかれないスケールの人間だったんだろうなぁ。
話を昭和天皇に戻します。
英語よりフランス語が得意だったというのは知らなかった。
それも海洋生物学を研究のためらしいのがツボ。
本当に研究に情熱を注いでたのが伝わってくるよ。
「雑草という植物はない」という言葉も
昭和天皇が生物学に通じていたことを知っていると
より深イイ言葉として聞くことができるね。
城の中 (中公文庫)(Kindle版です! レビューによれば、昭和天皇の生物研究や各地への巡幸といったエピソードを中心に、著者の思い出が語られている、とのこと。この著者は侍従長として側にいらした方で多くの著書を残してますが絶版ばかりでKindle版もこの1冊だけ・・・こういう人の本こそ残して伝えましょうよ)
元記事にあったように、今上天皇(明仁さま)も先代の後を継がれたのか
魚類学者として世界的に有名とのことです。その件もウィキペディアから引用させて頂きますね。
魚類学者としても知られ、ハゼの分類学的研究者である。日本魚類学会に属して自らの研究に関して、28編の論文を同学会誌に発表している。1992年(平成4年)には『Science』誌に"Early cultivators of science in Japan"という題で寄稿している。また2000年(平成12年)および2008年(平成20年)には、日本国外の雑誌『Gene』に第一著者として論文が掲載されている。
魚類学における業績は各国で評価され、学界において次のような役職にある。
● 1980年(昭和55年)、ロンドン・リンネ協会外国会員。1986年(昭和61年)、同協会名誉会員。
● オーストラリア博物館リサーチ・アソシエート。
● ロンドン動物学会名誉会員。
● アルゼンチン自然科学研究所永久名誉会員。
この他にも1998年(平成10年)にはロンドン王立協会からチャールズ2世メダルを受賞、2007年(平成19年)の欧州5か国訪問ではスウェーデンウプサラ大学名誉学員に列せられた。また長年のハゼの分類学的研究に対する貢献を称え、新種のハゼの一種の命名に、1992年(平成4年)には Platygobiopsis akihito と、2005年(平成17年)には Exyrias akihito、2007年(平成19年)にはハゼの新属にアキヒト属 (Akihito) と、彼の名を織り込んだ献名がなされた。
民族学者である梅棹忠夫は、1971年8月26日の仲間内の食事会にて「この前、皇太子殿下にご進講に行った。皇太子殿下の植物学に対する造詣はたいしたもの。立派に東大、京大教授が務まる。帝としてはどうか知らないが、学者としては一流だ」と述べている。[source]
なんか想像以上に凄かった! ( ゚∀゚)=3各国の学会で名誉会員になられてるのは、ある意味その学会の権威付け
という部分もあるのかもしれない。
だけど、新種のハゼの命名に akihito が盛り込まれてるのは本当に
その貢献が認められてるからだと思うよ。
それに、
梅棹忠夫さんが学者としては一流と太鼓判を押してるのが嬉しい。
やっぱり凄いですよ今上天皇の
実力とハゼ愛は!
最後に、一つだけ訊かせて下さい。
翻訳引用した元記事を含め、今日この記事に書いたことを
管理人はほとんど知らなかったですよ。orz
もうずっと地上波のテレビや紙媒体の新聞をチェックしてないのだけど、
一般的にはこの記事内容のことがどのぐらい知られてるのだろう?
全部知ってた、少し知ってた、全く知らんかった、
〇〇って番組で放送してた、○○という雑誌でやってた、などなど、
認知情報をコメントして頂けると凄く有り難いです。
今後の記事選択の参考にさせてもらるえので。
本当に宜しくお願いします。<(_ _)>
みんな!オラに力をわけてくれ!!
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今さらながらいろいろ読み漁ろうと思う。とりあえず高評価レビューの本から。
これは読んどけっていう良書を知っていたらぜひ教えてつかーさい。
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